「順番ね」がうまくいく公園と、いかない公園

「次はこの子だよ」「ちゃんと並んでね」
気づけば、大人の声かけが止まらなくなっている。
同じ公園なのに、なぜかいつも揉める場所と、何も言わなくても自然に回っている場所がある。
その違いは、どこにあるのでしょう。

順番を守れるかは、子どもの問題?

つい私たちは、「まだ小さいから仕方ない」「この子は待つのが苦手なんだ」と、
子どもの性格や成長段階に理由を求めがちです。
でもよく見てみると、順番がうまくいかない原因は、子どもではなく”環境”にあることも少なくありません。
例えば、

・どこで待てばいいのか分かりにくい
・待っている間にやることが何もない
・遊び方がひとつしか想像できない

といった環境です。
「待つ」という時間が、ただ「我慢するだけの時間」になってしまうと、順番を守ることはどうしても難しくなります。
遊んでいる間も周りの遊具が見えて興味を向けられたり、誰かと関わりが持てたりすることで、遊びから切り離されない時間を過ごすことができるのです。

複合遊具で筒の道を順番を守れずに押し合って進む子どもたち

 

自然に回る公園には、理由がある

一方で、なぜかスムーズに順番が回っていく公園もあります。
それは、

・待っている場所が自然と見える
・遊んでいる様子を近くで見られる
・待っている間も、子ども同士が関われる余白がある

からではないでしょうか。
つまり、順番を待つことが「遊びから外される時間」ではなく、「遊びの一部」になっているのです。
もちろん、友達を見たり大人に教えてもらって遊びのルールを学ぶこともあるでしょう。
ですが、スムーズに順番が回ることには、公園の環境にも理由があるのです。

子どもたちが滑り台の順番を並んで待っている画像

 

順番待ち時間も遊びの一部になる

このように、子どもたちが遊ぶ時間を具体的に考慮された公園では、大人が「順番ね」と何度も声をかけなくても、
子どもたちの間で自然とやりとりが生まれ、スムーズに回っていきます。
そう振る舞いやすい環境が、そこにあるからこそ、子どもたちは自ら動くことができるのです。
どんな遊具を、どんな風に、どんな思いを持って設置するかによって、
公園は、いろいろな価値を生み出してくれます。

アソビトはこれからも、遊具で遊ぶ子どもたちを第一に考え、遊び場を作っていきます。

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